正しく恐れろ!

新型コロナウィルス災禍が拡大つつある頃から、「不必要に恐れてはいけない」
「正しく恐れろ」などと専門家および専門家気取りのワイドショーMCやコメンテーターが
声高に叫んでいたが、この意味さっぱりわからない。”正しく”恐れるためには正しい情報が
必要だが、いまだに何が正しいのかわからない。当初専門家はこぞって次のような意見を表明していた。
・新型コロナは感染力が弱い
・人感染はしない
・若者は感染しにくくかかっても重症化しない
・高齢者及び持病がある人以外は恐れることない
・陽性であっても無症状者は他に感染させない
・マスクは効果がないので着けても意味がない
・マスクは他にうつさない効果はあるかも知れないが防御には効果がない

現在ではこれらの意見の大部分はことごとく覆されている。

あれだけ効果なしとされていたマスクも現在は必須アイテムとなっている。
マスクが意味がないと装着せず、コロナにかかってしまった人、自分は
若いから大丈夫と大した注意も払わないで、感染してしまた人も
少なからずいると思う。間違った情報を伝えてしまった後も”専門家”やコメンテーターは
謝罪も訂正もしていない。これらの原因を作った”専門家”、コメンテーターは
責任を感じないだろうか。

コロナは未知のウィルスでそれについて分からなくとも誰も責めはしない。
わからなければ分からないと明言し、可能性としての注意事項を喚起しておけば良い。
分からないのに分かったような顔をして変な気休めや不要な恐怖心を与えているのが
最悪のパターンだ。「正しく恐れろ」と言う前に市民が「正しく怖れる」ことが
出来るような正しい情報提供することがメデイアの責任ではないだろうか。

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